――27年間のご縁に感謝して――
本日、札幌市清田区にある【里塚幼稚園】の発表会1日目が行われました。
わたしがこの幼稚園にお世話になって、もう27年になります。毎年この季節になると、子どもたちの一生懸命な姿や、先生方の熱意に胸を打たれ、初心にかえるような気持ちになります。
発表会では、1クラスごとに「音楽」と「劇」の2つの演目が披露されます。
今日は平日にもかかわらず、たくさんのお父さん・お母さん、そしておじいちゃん・おばあちゃんが会場に足を運び、会場は温かな笑顔と拍手でいっぱいになりました。ステージに立つ子どもたちの表情は、緊張の中にも誇らしさと自信があふれていて、その姿を見つめるご家族のまなざしにも愛情があふれていました。
子どもたちの頑張りはもちろんですが、「良いものを見てもらいたい」という先生方の運営力・演出力も本当に素晴らしいものがあります。舞台転換のスムーズさ、照明や音楽のタイミング、そして子どもたちへの声かけ——そのすべてに、先生たちのチームワークと情熱を感じます。
特に圧巻なのは、年長さんの合奏です。
なんと、先生の伴奏なしで子どもたちだけで1曲を演奏します。音のタイミングを合わせる集中力、仲間と息を合わせる楽しさ、そして音楽を通して生まれる一体感。正直なところ、小学校の発表会にも負けないほどの完成度の高い演奏で、毎年驚かされます。
劇の時間になると、また違った感動が訪れます。
先生のピアノに合わせて繰り広げられる物語には、子どもたち一人ひとりの個性と表現力が光ります。セリフを言う声、表情、動き——どれもが生き生きとしていて、物語の世界に引き込まれました。
中には、涙ぐみながらわが子を見つめるお父さんやお母さんの姿も。
「大きくなったなぁ」と感じる瞬間が、きっとたくさんあったことでしょう。
毎年ビデオ撮影に来てくださる業者の方も、こんな言葉をかけてくださいました。
「里塚幼稚園の年長さんの劇は、お客さんに訴えてくる何かがあるんだよね」
「合奏も、個人個人の力が本当にしっかりしている」
外部の方からそう言っていただけることが、何よりも嬉しく、誇らしいことです。
今日の1日目も、子どもたち・先生方・保護者の皆さん、そして支えてくださるスタッフの皆さんのおかげで、心温まる素晴らしい発表会となりました。
